できる人ができることをできる時に。

全国で大騒ぎになっていますが、知名町でも3/2〜3/13の休校が決定しました。地域おこし協力隊であると同時に家庭教育支援員でもあるわたしに何かできることはないだろうか...と頭を悩ませて思いついたのが、小学生だけでお留守番しなくてはならなくなったお子さんの安否確認を兼ねて市販のお弁当を届ける「出張こども食堂」です。

わたしひとりじゃ無理だけど、きっと助けてくれる人がいる!沖永良部に移住して3年、素直にそう思えたので、思いきってやってみることにしました。

緊急事態だからこそ、お互いに助け合っていける結の島でありたいなぁという気持ちではじめた活動です。困ったときには助けてもらって、余裕があるときは助ける側にまわる。ひとりひとりが、がんばりすぎずに、できる時にできることをやってまわっていく社会だといいなと思います。


って、今、まわりにたくさん迷惑をかけながら走っているわたしが、こんなことを言っていいのかどうかわからないけど、この島には、大変だけど、それでも誰かのために一生懸命動いてくれる人がたくさんいます。安心して子育てできる地域って、ひとりひとりが必要なときに助け、助けられる関係性があることが大切だと思うんです。わたしが実現したい「地域おこし」ってこういうことだったんだなぁ、と今、改めて考えています。


全部ひとりで抱え込まなくても大丈夫。
今は、急な休校で困っているご家庭に、このメッセージを届けたいです。


「出張子ども食堂」に関する必要経費は、このホームページでご紹介しているe.lab<放課後のまなび場>の運営費を充てさせていただきます。この運営費は、田皆の子どもたちのためにと島内外のみなさん(多くは島内です)から寄付していただいたものです。(説明すると長くなるのでまた改めて!)この非常事態です。田皆の区長さんに相談したところ、町全体の子どもたちのために使わせていただくことを快く了承してくださいました。(利用者にはその後のご寄付もしくは国立公園でもある沖泊海浜公園でのビーチクリーンへの積極的なご協力をお願いしています)


他にも、たくさんの方々に支えされ、なんとか初日を終えることができました。本当にありがとうございます!

1日目のお弁当は「菜の花」さんにご提供いただきました。2日目は「高齢者専門宅配弁当 COOK123」さんにもご協力いただきます。こちらにはアレルギー対応もしていただけるということで、本当にありがたいです!

窓口になってくださっている生涯学習課、保護者への伝達に奔走いただいた学校教育課、各小学校、配達の運転を担当してくださっているNPO法人くくるさん、お手伝いするよ!とピンチヒッターで待機してくださっているみなさん...たくさんの人に支えられ、なんとかやっていけそうです!ご協力いただいたみなさんについては、改めてご紹介する機会をつくりますね。


ちなみに、休校初日の多くの子どもたちは、大人の混乱はなんのその、突然降ってきた「こどもだけの特別な時間」をうきうき楽しんでいるようにも見えました。いいね!いいね!たっぷりある不自由な時間を思いっきり自由に楽しんでね!

さて、2日目がはじまります。今日も子どもたちが笑顔でいられますように!
いってきまーす!


(文責:かまゆきみ)


e.lab

おきの「えらぶ」で、自分で「えらぶ」ラボ=e.lab(イーラボ) <放課後のまなび場>は鹿児島県の離島、沖永良部島にある子どもたちが自由に遊べるまなび場です。 地域おこし協力隊として沖永良部島知名町に移住してきたふたりが 2020年7月に一般社団法人えらぶ手帖を設立。 ”遊ぶように学びながら暮らす島留学”をコーディネートしています。

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