島留学生と考える「環境」
うがみやぶら〜(こんにちは!)
毎週水曜日に、島留学生と一緒に『環境探偵』というGEMSの探究プログラムを進めています。6ヶ月間かけて謎を解いていくこのプログラム。先日は「魚が死ぬ原因は何か?」について考えました。
子どもたちは、プログラムに散りばめられたヒントを元に証拠を探りながら、自身の経験や学校での学びと繋げて、推理していきます。
「魚が大量に死んでいるのは...」
・この町に下水処理場がないのが原因ではないか?
・牧場からの牛の糞が川に流れているのが原因ではないか?
・ウォータースライダーの流れる水で魚が傷ついているのが原因ではないか?
・家庭からの生活排水が原因ではないか?
・車から出る排気ガスが原因ではないか?
色々な視点が出てきます。
今回の授業でもっとも印象的だったのは、容疑者の候補に挙がっている大人の証言の「魚よりも人間が大切ではありませんか?」という言葉に対する子どもたちの反応です。子どもたちは、この言葉を聞いて「魚も人間と同じくらい大切だよ。」と話していました。大人になればなるほど、子どもの頃に感じていた「動物も人もどちらも大切である」という感覚がうすれ無意識に人間の活動を優先に考えてしまうようになっているのかもしれません。
フィンランドの学校で働いていたときに聞いた「私たちは環境のために何をするべきかを子どもたちに教えるのではなく、一緒に子どもたちと考えていくことを大切にしている。」という言葉を思い出しました。環境について考えることを子どもたちだけに委ねるわけにはいきません。次世代を担う子どもの声を聞くことで、わたしたちもいろいろな気づきを得ることができています。
ここまで読んでくれて、みへでぃろど〜(ありがとうございます!)
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